Green Tourismの実態

本日のゼミは、F研2年生以上全員で雫石町・南畑地区の「コテージむら」調査。
コテージむらは県農業公社による52.7㌶の宅地建物付き農地分譲地。
約10年前のバブル期、東京・大阪など首都圏向けに、都会の喧騒を離れ、
農業を営みながら自然と共生できる場所として、 95区画の分譲地が売り出されましたが、
売れたのは5区画のみ。
96年以来分譲が凍結されていました。
99年にはその入植者の方々が集まって「雫石創作農園組合」を作り、独自の農業に取組む一方で、
昨年、県農業公社はグリーンツーリズムを軸とした「雫石・御所プロジェクト」をまとめ、
コテージむらの土地利用のあり方について取りまとめた。
また、今月2日には、東京・銀座に情報発信を目的とした
「生・活・人プラザ銀座ふるさと暮し情報センター」を開設し、
情報発信をおこなうことで分譲希望者の募集している。
今後はホームページなどを通して、コテージむらの情報発信を行っていくそうで、
こうした面でのフォローが、おそらく今回の我々の調査の趣旨。
実際にこの広大な土地を歩いてみて、最初、暮らすのに不便ではないかと思いましたが、
ココに住む組合長さんとその奥様から、直接話を聞いてみると、生活に不便はなく、満足しているそうで。
ただ、組合長さんのこの10年間の話
(会社を一念発起退職して、農業に関して素人同然でこの土地に来て、
農業で生計を立てていく過程の涙無しじゃ語れない苦労話)を聞くと、
この土地での仕事面(生計面)でのインフラ整備が必要なんじゃ?と。
それが解決されたなら、ワタクシもここに住みたいと思います。