大学の帰り道

F先生との面会を終えて、大学構内のバス停で盛岡駅行きのバスを待つ。
新しい大学とずっと思っていたけど、どことなく古びた壁を眺めながら、
創立して8年も経つことを再認識した。(自身も8才歳をとった)

大学のバス停

ほどなく、到着したバスの前方の席に座ると、後ろの席に
現役の学生たちが乗り込んできたので、なんとなく、
イヤホンをしたままiPodの音量を下げて、その会話を聞いていました。
「あれ、○○ちゃん。コンタクトにしたの?わからなかったー」
「うん、サマリヤ眼科でね。これからバイト?」
「うん、ST(モータースクール)行ってその後バイト・・・」
バスは懐かしい道を辿って進む。

IGRいわて銀河鉄道に巣子駅が出来ていたり、
巣子のファルがユニバースになっていたり。
微妙に変わっていた。
少しだけ変わっていたけれど、それ以外の景色も、学生たちの会話も、
2年前のままだった。
講義を受ける。バイトする。自動車学校で運転免許をとる。
飲み会は盛岡・大通り。上堂のツタヤでCDレンタル。
上堂マッハランドでボウリング。イオンSCでショッピング。
学生生活の途中で、周りの人がドロップアウトしたり、資格とったり、
将来について考えたり、挫折したり、衝突したり、
研究室で中身のない議論に悩まされたり(←これだけは特異ケース?)
と色々してるうちに、
いつの間にか、4年生になり、就職活動して、卒論書いて、卒業証書を受け取り。
そして、この土地を去っていく。

今そこにいる学生たちは別の学生だけど、この同じ場所で、
自分たちが過ごしてきたような日々をなぞるように。
ここに自分が過ごした大学がある限り、学生が変わりながらも、それが繰り返され、
時間だけが流れていくのだろう。

気がつけば窓の外は、どしゃ降りの通り雨。
岩手に就職する選択肢はゼロだったけれど、ここに残らなくて良かったと思う。
学生時代のフラッシュバックを見るのが怖いから・・・。
なんつってね。(^-^;

#バス停の案内がパチンコ屋(ニュー公楽グループ)前ばっかりだった。(地方は不景気だね。)