『震災時帰宅支援マップ 首都圏版』

(昭文社、2005、630円)
もしものため、カバンの中にこれ一冊。

震災時帰宅支援マップ


車がメインの地方に比べ、移動手段として首都圏では電車網が発達している分、
地震により電車が止まってしまうと、自宅に辿り着くのも儘(まま)ならなくなる。
そんなとき、カバンの隅に(折り畳み傘と一緒に)コレが入っているとよいかもしれない。
本書では、東京をぐるりと囲む山手線の圏内から12の帰宅支援ルートを設定。
(たとえば、錦糸町方面なら、蔵前橋通り・千葉街道ルートとなる)
各ルートに沿って歩きながら順にページをめくっていくことで、自宅に(徒歩で)辿り着ける構成。
地図中には、帰宅途中に休めるベンチ、トイレ、コンビ二、GSや、
危険物となりうるブロック塀、頭上の看板、放置自転車に関する記述があり、
うっすらとサバイバル感が漂う、震災時の帰宅のためのマップに出来上がっている。
実際に震災が起こることでこのマップが活躍してほしくはないが、
普段からこのマップを見て災害時の想定をしてみるのもいいかも。

(2011/5/8追記)
6年後、まさか本当に震災が発生するとは・・・