OCUP インターメディエイト

OCUPインターメディエイトを受験しました。
OCUP(OMG-Certified UML Professional Program:OMG認定UML技術者資格試験プログラム)は、分散オブジェクト指向システムの標準化団体OMGにより制定された、UMLについての概念、使用方法の知識(UML2.0準拠)を問う認定資格。以下の3段階にてレベルを認定する試験。


①OMG認定UML技術者資格試験 ファンダメンタル(合格ライン:46/80問)
②OMG認定UML技術者資格試験 インターメディエイト(合格ライン:31/70問)
③OMG認定UML技術者資格試験 アドバンスド(合格ライン:29/58問)
【HP】http://www.umlcert.org/index.html
会社に入ってすっかり汎用機の人なのでUMLを使う機会が無いのですが、
今仕事で使わないから必要ないというのも違うと思うので、今年初めて受験。
ちなみに、UML資格にはUTMP(かつてのオージス総研の「UML技術者認定」の後継資格)もあるのですが、
こちらは国内資格なので、世界共通のOCUPを選択。(いずれは両者統合されるという噂もありますので。)
で結果から言うと、ギリギリですが受かりました。(あと3問間違えたら落ちてた)
「ファンダメンタル」は参考書・問題集が市販されているのですが、
「インターメディエイト」以上は市販されておらず、勉強のやり方がいまいちわからず、
「ファンダメンタル」のときに比べ全然勉強していないのですが、合格ライン(45%)に救われました。
「ファンダメンタル」と「インターメディエイト」を受けるにあたって役立ったサイト、本についてまとめておきます。
<書籍>
(1)ファンダメンタル対策
 ①OMG認定技術者教科書 OCUPファンダメンタル
  (株式会社テクノロジックアート, 翔泳社, 2006, 2940円)
 OMG認定技術者教科書 OCUPファンダメンタル
 ②OMG認定UML試験Fundamental対応 UML速習リファレンス
 (豆蔵, ピーエイ, オブジェクトテクノロジー研究所,2004, 1890円)
 UML速習リファレンス
 ⇒①に付属のiStudyでひたすら問題を解きまくったが、それだけでは不足。
  実際の試験問題は、記法の意味、定義を問うものが多く、②に掲載の問題傾向に近い。
  ①+②でやっと太刀打ちできる感じ。
(2)インターメディエイト対策
 ①その場でつかえるしっかり学べるUML2.0(オージス総研オブジェクトの広場編集部, 山内亨和, 秀和システム, 2006)
 その場でつかえるしっかり学べる・・・
 ⇒UML2.0で書かれた図が沢山でさくさく読み進みます。おすすめ!
  6章から17章の記法の定義をラインマーカー引いて覚えるのみでしたが、試験問題は解けました。
  あとは、ファンダメンタルの範囲の問題をいかに確実に拾うかです。
<ホームページ>
 ①「OCUPでUMLマスター」 http://www.geocities.jp/umladvanced/index.htm
 ②「花好き羊の幸せ」 http://floralsheep.jugem.jp/
 ③「すきっぴーの全部まるっとお見通しだ!」 http://d.hatena.ne.jp/skippy/
 ⇒OCUPアドバンスド合格者の方のページです。
  ①はOCUP対策について初心者向けに至れり尽くせり紹介されています。
  ②③は、インターメディエイト受験直前にみましたが、体験談に問題の傾向について貴重な情報を書かれており参考になります。
  ちなみに、アドバンスド対策についても掲載されていますが、道のりは長いようなので、自分はここらでドロップアウトしておきます。
<メールマガジン>
 ①「UTI 無料メールマガジン」http://www.umlcert.org/mail/index.html
 ⇒毎月、メールマガジンが届きます。
  各レベルの模擬試験問題が公開される(先述のとおり、インターメディエイト以降は、問題集が市販されていないので貴重)ほか、受験チケットキャンペーンなどの告知があります。
■後日談:
 認定証届きました。IDから察するに、日本のOMGインターメディエイト認定者は700名程度(2007年12月現在)みたいです。