静岡を歩く

JR東海主催の「さわやかウォーキング」で、静岡県静岡市を歩いてきました。今回のメインは「静岡ホビーフェア」なので、(月並みですが)扉写真は1/1スケールガンダムです。

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■基本情報

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【主催】JR東海・さわやかウォーキング
【タイトル】「模型の世界首都『静岡ホビーフェア』と静岡の歴史ウォーキング」
【距離】約5km
【分類】歴史・産業観光、家族向
【地図】GoogleMap
【通過ポイント】
 ▶スタート:JR静岡駅・在来線改札前
 ✅①駿府公園
 ✅②清水山公園・清水寺
 ✅③谷津山
 ✅④静岡県護国神社
 ✅⑤静岡ホビーフェア会場
 ▶ゴール:東静岡駅北口
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■交通アクセス

東海道新幹線(ひかり・こだま)で東京駅→静岡駅間(1時間20分、5,670円)、小田原駅→静岡間(40分、3,300円)。
東海道線で熱海、三島で乗り換えつつ、小田原駅→静岡間(2時間、1,620円)。


■静岡といえば

静岡県の県庁所在地で、政令指定都市(2005年指定)。
2003年に旧静岡市と旧清水市が合併してできた市で、市内に中心市街地2つという珍しい都市。
(今回歩くのは、旧静岡市の中心市街地。)
偉人は、徳川家康、十返舎一九など。


■ウォーキングの記録

<スタート:JR静岡駅・在来線改札前>

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静岡駅は東海道新幹線とJR東海道線の駅。(静岡鉄道の新静岡駅は徒歩10分程度)
駅構内から市街地へ地下道が整備。静岡駅の駅ビルはパルシェ。

――0.8km進む――

 
スタートから地下道を潜りつつ、案内板を頼りに進みます。

<駿府公園>

【所在地】静岡県静岡市葵区駿府公園
【指定】日本100名城(No.41)
駿府城跡に作られた静岡市の公園。
駿府城は、1585年に徳川家康により築城、家康が将軍を退いて後、
大御所時代の居城となった城。築城当時は天守が存在したが、1635年に焼失後、そのまま。
▼巽櫓
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皇居の日比谷付近、桜田巽櫓と似ている景色。
皇居のお堀と同様、駿府城の周囲を走るランナーたちも見受けられました。
▼東御門
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駿府城の石垣と近代的な高層ビルのコントラストが印象的です。
 
▼府中弥次喜多像
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巽櫓前にある何とも表情のいい銅像。
「東海道中膝栗毛」を著した日本最初の職業作家・十返舎一九(1765-1831)は
静岡市葵区両替町の生まれ。
同作は、駿河国府中(静岡)出身の栃面屋弥次郎兵衛と
駿河国江尻(清水)出身の喜多八が厄落としのため伊勢参りの旅をする話で、
この地のエピソードも描かれているそう。
 
▼徳川家康公之像
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家康が好んだと言う鷹狩り姿の銅像で、左手に乗せているのは鷹。
堤達男氏作。
 
▼家康手植えのみかん
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大御所となった徳川家康が、紀州より献上された鉢植えのミカンを駿河城の本丸に移植したもの。
静岡地方のミカンの起源を知るために貴重だそう。静岡県指定天然記念物。
 

・駿府城二ノ丸東御門・巽櫓

【入場料】200円
【おすすめ】★★★
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内部は意外と広く、展示内容も充実。
駿府城や静岡市の基礎知識を仕入れるのに良い。
おすすめは、巽櫓内に再現された「竹千代手習いの間」。幼年期の徳川家康(竹千代)が、
今川氏の人質として過ごした、臨済寺の部屋を再現しています。
(臨済寺は、観光向けには開放されていません)
 

・紅葉山公園

【入場料】150円
駿河国(静岡)の名勝を4つの庭(里、海、山里、山)で再現した日本庭園。
図らずも、駿府城で和を感じることができるとは、という感想。
 

――1.6km進む――

 
 

<清水寺>

【所在地】静岡県静岡市葵区音羽町27-8
【正式名称】音羽山清水寺
【宗派】真言宗
【URL】http://www.kiyomizudera.or.jp/
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1559年に今川氏輝の遺命により家臣・朝比奈丹波守元長が建立、
京都・清水寺から迎えられた尊寿院大僧正道因が開山。
地形が京都の清水寺に似ていたため、故郷を偲んで「音羽山清水寺」と名付けられ、
後に徳川家康がたびたび参詣し、千手観世音菩薩を収めたそう。

 

<清水山公園>

【所在地】静岡県静岡市葵区音羽町27
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人工滝と水車。滝の上の展望台は、清水の舞台を再現したものでしょうか。
 

――ここからハイキングルート――
1.5kmほど谷津山ハイキングルートを進みます。

 

<谷津山古墳>

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静岡平野では最古かつ最大と言われる、4世紀の前方後円墳。
ただ、江戸後期~明治時代に掘り起こされ、副葬品が散逸するなどしたため、詳細は不明。

 
 

<ピクニック広場>

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ピクニック広場からは、静岡ホビーフェア会場が見られるそうで。
これが光学12倍ズームの限界。(ガンダムが今こっちを向いた!?)
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あとは、てくてく山を下ります。

 
――ここまでハイキングルート――
 

<静岡県護国神社>

【所在地】静岡市葵区柚木366
【URL】http://www.shizuoka-jinjacho.or.jp/shokai/jinja.php?id=4406003
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1899年「共祭招魂社」として静岡市北番町に創立、1942年に現在地に移転。
明治維新以来、国のために倒れた静岡県出身者や縁故ある軍人が祀られています。
 

――1.0km進む――

 

<静岡ホビーフェア>

【所在地】静岡市葵区長沼
【URL】http://www.shizuoka-hobbyfair.jp/
【入場料】無料(ホビーミュージアムのみ600円)
【開催期間】2010/7/24~2011/3/27
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ホビーミュージアム前で、砂の上に散水して絵を描く係員さんがいました。
▼ハロ(←上手。)
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▼シャア(←微妙・・・)
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▼ガンダム「タッチ&ウォーク」
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行列に並ぶと、2分間限定で、リアルグレード1/1、
ガンダム立像に触って、下をくぐることができます。
ちなみに、ガンダム立像には一定時間おきに7分間の演出があり、
首が動き、ミストを噴出します。(それだけで7分は長い!)
ちなみに10/1~11/30の間は「タッチ&ウォーク」は中止なので、来場予定の方はご注意を。
※iPhoneアプリでガンダムの隣にAR(拡張現実)のザクが表示されるとか。
▼ガンダムゾーンの飲食ブース
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ネタ的な商品。
店員さん曰く「辛いのがお好みでしたら、『赤い彗星』(辛子)をかけて
3倍辛くしてくださいね」だそう。(苦笑)
▼ガンダムオフィシャルショップ
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ガンプラ30周年記念公式ガイドブックやガンプラ、
オリジナルグッズなどが売っているそう。
外から見たら、ガンプラの箱が山積みになっていました。
 
▼お台場ラーメンPARK
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石神秀幸氏プロデュースのラーメンイベント。
まともなジャンクフードを食べるならこちらをどうぞ。(まともなジャンクフードって何だ?)
 

――ホビーフェア会場出口から0.1km――

 

<ゴール:東静岡駅>

静岡駅の隣駅・東静岡駅がゴール。(スタートとゴールが違うパターン)
ちなみに、東静岡駅は、駅構内に「動く歩道」があるという空港を思わせる構造の駅です。
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■おまけ

帰りは静岡鉄道で新静岡駅へ。短い駅間隔で、ほぼ6分おきの運行。市民の足として根付いている電車でした。
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■コースMAP

本日のコースは、以下の通り。

より大きな地図で 静岡 を表示
 


■まとめ

駿府城とガンダムという面白い組合せのウォークでした。
距離も5km程度(駿府城とホビーフェア会場内は含まず)でラクラク、
駿府城は自由散策のため、個人的裁量が大きいのもよかったです。
満足度★★★★★