七夕医療フォーラム

F研医療福祉班で『七夕医療フォーラム in 盛岡』を聴講.
今年のテーマは「医療とIT」ということで,
F研の研究テーマである医療分野の情報システムに関して, 参考になる話が聞けました.
医療といえば, 電子カルテ,医療画像システム,オーダリングシステム,遠隔診断等
よさげなテーマが転がっていて実際そういった講演もありましたが,
そんな中で講演された 瀬戸山先生の実例は, 当事者(医療関係者)の意識改革と共に,
病院内でWGを作ってシステム(電子カルテシステム等)の提案を行って

病院の情報システム化を図ったもので, いい意味での理想論を現実化した例だと感じました.
現在, 行政主導で医療の情報化が推進されていますが,
当事者の意識なくしては何も変えられないでしょう.(というより, 行政だけでは何も変えられない!)
正直, 我々IT屋の人間が医療分野の情報システムを研究テーマにするのは難しいと思います.
それは学生が企業のシステムを提案することに似ています.
もし『医療分野』を研究テーマにしようとしてる人がいるならば,
システム分析に奔走することを覚悟しないとダメでしょう.