『ショーシャンクの空に』(The Shawshank Redemption)

(監督・フランク=ダラボン、原作・スティーブン=キング、出演・ティム=ロビンス、モーガン=フリーマンほか、1994年、米国)
新チームリーダーがイチオシしていたので、レンタルして見ました。
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妻殺しの冤罪で終身刑となったエリート銀行マン・アンディ(ティム・ロビンス)が、
暴力看守、ホモ囚人、悪徳所長など、不条理渦巻く刑務所の中で、
持ち前の機転の良さと頑強な意志で、希望を持って生きる姿を、
刑務所の友人で先輩囚人・レッド(モーガン・フリーマン)の視点から描く。
原作はスティーヴン・キングの『刑務所のリタ・ヘイワース』。
終身刑の囚人の永遠の命題、「希望を持ち続けること」と「希望を捨てること」の選択。
前者を選んだゆえのアンディの絶望。それと対比的に、ラストのしてやったり感が何ともアメリカン・ドリーム的ですっきり爽快な映画
最後には「どんな苦境でも、希望を持ち続けることが大切だよ」という教訓が残る。
「ショーシャンクの空に」は一般に「感動した映画」ランキングでは常に上位に入ってくる作品ですが、ジブンの感想としては、面白い映画だけど、「感動」はありませんでした。
それは、物語の視点がレッドにあり、本人にないことにあると。
客観的に見て、アンディはクール。例えるなら、野球のイチローやサッカーの中田。
天才の彼らは多くを語らない、語らなくとも、実績ががすべてを物語る。
彼らも、悩み苦しむときもあろう。だが、そのクールさゆえに、本人の苦悩を共有できない。クールさゆえに、周囲の心は揺さぶられない。それがこの映画の感想。
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☆(4/4)痴漢対策で、朝のラッシュ時、JR埼京線とりんかい線に女性専用車両導入
→ これで、朝の混雑時に、痴漢に間違われないようになれば、なによりです。
関連:路線別痴漢被害件数(2004)警視庁調べ
1.埼京線(217件)、2.中央線(188件)、3.総武線・京王線(各121件)、5.山手線(119件)