「28歳からのリアル」(人生戦略会議著、WAVE出版、2003、税込1470円)
30代半ばの課長からの年賀状には、課長そっくりの息子さんが満面の笑みを浮かべる写真が。
一方、昨年結婚した30代前半のサブリーダーの年賀状、
同様に、昨年結婚したＹ先生（Ｋ先生?）の年賀状はとってもブライダルな写真が載っていた。
これが30代の現実といいますか、「将来結婚しても、こういう年賀状は送りたくないな・・・」とか思ったら、逆に「このまま一生独身だったら・・・」との焦りとともに、30代になるのが怖くなってきた。
なんとなく、最近、またこの本を読み返している。
本書では、28歳を「30歳からの本当の意味での人生の出発を2年後に控えた離陸前夜」と位置づけている。
そして、目標設定、現状分析＆把握、戦略により28歳からのリアル（現実）を乗り切れというのがこの本の趣旨。
「仕事」「結婚」「お金」「住まい」「健康」「親」「モノ」という7つの観点から、
統計などを示しながら、これでもかと、現実を考えさせてくる。
たとえば、「お金」に関する現実。
28歳の平均年収は412万6700円、平均貯蓄残高は400万円。(入社2年じゃ、そんな貯蓄できないよ!!)
また、平均初婚年齢は男性28.8歳、女性27歳として、ほぼ30歳。30代でかかるお金を試算すると、
結婚にかかる諸費用は、結婚式、新婚旅行、新居への引越し、家具の購入等等で・・・776万円。
子供ができれば、幼稚園～高校まですべて公立でも教育費はひとり515万円。
さらには、リストラに備えて「月の生活費×失業期間」の貯蓄が必要・・・となれば、
逆算して、何歳までいくら貯蓄する必要があるか？？？
読みながら、自身がすっかり負け組を歩んでることを感じつつ、リアル28歳として、
新年を迎えたところで、改めて人生計画を立て直してようと思っている2006年新春。
関連書籍：28歳からのリアル マネー編
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