開発手法事例調査

飛行機を降りるとそこは真夏でした。35℃超で暑すぎ!(長袖シャツで失敗。)
名古屋日帰りの旅で、某開発方法論による情報システムを実際に導入してる現場に。
実運用上の感想など研究調査目的で、現場の貴重なご意見をいただきました。
たとえば、導入している会社内でも、”肯定派”、”中立派”・・・と、その開発方法論に対する温度差があり。
ただ、批判といっても、必ずしも手法自体へ向けられたものではなく。
現場では、構造化手法、オブジェクト指向、某開発方法論 etc・・・、
どんな方法を使おうと、 早く、安く、よい品質でシステムが作れればよい。
それでメリットが得られたとして、さらに、一歩進んでその手法の価値を享受するためには、
デファクトスタンダードとして十分に普及して、
継続的にそのサービスが提供されることが重要、
と。
――― それは、『ソフトウェア再利用技術』の歴史にも似てます。
再利用はかなり昔から試みられてきたが現場でイマイチ普及してこなかった。
それは、工数比較して、「再利用する工数のほうが、新規開発する工数よりはるかに少ない!」
と利用者が実感しない限り、人は今までどおりを選ぶから。
逆にいえば、(歴史的に存在する)その”壁”を越えられるだけのメリットを、
研究等によって生み出せれば、普及する可能性もあるのかなー、と。
滞在時間は非常に短かったですが、研究テーマに関する、想定外の課題もいただき、非常に有益でした。
あとは、これをどう研究に生かすか?ですねー。