『いかレスラー』

(河崎実 監督、西村修、AKIRA、石田香奈ほか、ファントムフィルム、2004)
「MASK DE 41」「お父さんのバックドロップ」など、2004年はプロレス映画が多かったのですが、
個人的にその中で一番気になっていたのが、新日本プロレスの現役レスラー・西村修が主演のこの映画。


不治の病に侵されたプロレスラー・岩田貫一(西村修)が、パキスタンのフンザで修行を積み、
「無我」の境地に達していかに変身することで病を克服。
いかレスラーとしてプロレスに復帰し、超日本プロレスIMGP現チャンピオンの田口浩二(AKIRA)に戦いを挑む。
が、いざ決戦の日、会場に現れた田口はパキスタンで修行を積み、たこレスラーとなっていた・・・。
そして、始まる前代未聞のいかレスラーとたこレスラーの戦い!!!(しゃこボクサーも登場するよ!!)
新日本プロレスを知る人なら、西村修と「不治の病の克服」「無我」「いか(=柔軟性)」というキーワードで、
主人公の存在をちょっとリアルに感じる。
つまり、そのキーワードこそが、実在のレスラー・西村修の特徴といってよいから。
その一方で、「ありえない」ストーリー展開と「いかダジャレ」の連続で、
そのギャップにシュールさを感じられれば少しは面白いかも。
逆に言うと、プロレスを知らない人が見たら、なんじゃこりゃ・・・?となること必至。
(知ってても、あのオチには、なんじゃこりゃだけど。)
その他、見所は、西村修とAKIRA(職業:プロレスラー&俳優)の演技の違いくらいでしょうかねー。
基本的に、この映画はコメディですから、
演技力という視点を持ち込むこと自体間違ってるのかもしれませんが・・・。(–;
ちょっと期待はずれでしたが、
ま、きっと話のネタくらいにはなるよ。。。
参考:
・[西村修・オフィシャル/終わりなき旅]  http://muga.jp/Nishimura/
・[AKIRA Official Web]  http://akira.hmx.dk/


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