金曜の仕事おわりに、サブリーダーから、
なにやら「来年からPSPを導入するから」言われ、気になったので調べてみました。
PSPとは、(発売日に電気屋さんに行列ができたSONYの携帯ゲーム機ではなく、)
Personal Software Process(パーソナルソフトウェアプロセス)のこと。
Personal Software Process(以下、PSP)とは、CMM(Capability Maturity Model)で有名な
米・カーネギーメロン大学ソフトウェア工学研究所(SEI)のWatts S. Humphrey教授が中心になって
提唱、推進している技術者個人のソフトウェア開発能力向上を目的とした手法。
<CMM>
CMMでは、組織としてのソフトウェア開発能力を評価するための基準として、
Level 1(初期レベル:作業が場当たり的)
~Level 5(最適化したレベル:プロセス改善活動が日常化している)まで、
5段階のプロセス成熟度モデルを定めている。
CMMにより、組織の開発能力を計ることができるため、
近年、日本の企業でもCMMに対して、積極的に取り組む流れがある。
(ちなみに、世界一のソフトウェア開発量を誇る米・国防総省のシステム受注にはレベル5が必須
というのは有名な話で、日本でもいつそういう時代が来るか・・・)
<PSP>
それに対し、PSPは「ソフトウェア品質の始まりは一人一人の技術者である」
という思想に基づき、CMMという組織の枠組みの中で、
個人の目標設定から能力向上まで合理的に行うソフトウェアプロセス改善方法。
PSPには以下のステップがある。
PSP0 | ベースラインプロセスとして、開発の時間・規模・欠陥を測定し、ベースラインを定める(PSP0/0.1) |
PSP1 | 企画立案プロセスとして、ベースラインに基づく見積もり、および追跡を実施する(PSP1/1.1) |
PSP2 | 品質管理プロセスとして、品質管理技法・設計テンプレートなどを導入する(PSP2/2.1) |
PSP3 | 拡張プロセスとしてPSPを大きなプロジェクトにスケールアップする。 |
それで、このPSPを用いたトレーニングを実践するうちに、
見積もり、欠陥量が改善できるという効果があるそうで。
要は、PSPは勤続年数の少ない社員の教育にはうってつけなわけで。
年明けから、ジブンがこれを試されるようです。
人を管理するなら、自分自身から・・・ともいいますし、
ソフトウェアに関するこういう試みは、かなり興味はありますが、
自身の開発作業を測定してEVMで分析するなんて、非常に面倒かも。 :-@
※参考URL:[PSPネットワーク] http://raq.azuma.mgmt.waseda.ac.jp/psp/ など
☆12/24)福岡ソフトバンクホークスの加盟を承認
☆(12/22)岩隈、オリックスから金銭トレードで楽天へ
○触れると、きっと損すること。楽天市場と楽天・一場の掛かり具合