岩手からちょっと足を伸ばして、秋田・千秋公園へ。
折角なので、「久保田城御隅櫓」「佐竹資料館」にて歴史の勉強。
千秋公園は、
初代秋田藩主・佐竹義宣により、1604年に築城された久保田城跡に、
明治時代、造園家の長岡安平の設計で作られました。
佐竹義宣は、
関ヶ原の戦いで親と友の板ばさみにあい「中立」という曖昧な態度をとった為、
徳川家康によって常陸54万石から出羽久保田18万石へ左遷された大名。
そんな佐竹義宣が作った城は、神明山の自然の台地を用いた要塞で、
天守閣も堅牢な石垣もなく、土塁板塀が特徴。
それは、徳川幕府に敵対する意思がないことを示したとも言われています。
本丸北側にかつて、最も高い櫓・御隅櫓があったそうで、復元されて、
一般開放されていたので、上ってみました。
そんな可哀想な初代藩主・佐竹義宣の性格は、上記のエピソードが物語るように、
徳川家康から「義理堅い」と評された程の人
だったとか。
また、茶・剣・連歌・文芸・兵法・火薬など秀でており、
千秋公園にある茶室「宣庵」にある船形手水鉢(ちょうずばち)は、茶に造詣が深かったことを物語る品。
ちなみに、加藤清正が朝鮮から持ち帰ったものを、石田三成から貰ったものらしいです。