伊豆・松崎を歩く

今年のGWは伊豆一人旅!ということで。
初日は、伊豆半島西岸の静岡県賀茂郡松崎町に行ってきました。

▼なまこ壁通り
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■基本情報

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【区分】自由設定
【地図】GoogleMap
【通過ポイント】
 ・明治商家中瀬邸
 ・伊豆文邸
 ・山光荘
 ・長八記念館
 ・伊豆の長八美術館
 ・重文岩科学校
 ・相生堂
 ・弁天島遊歩道
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■交通アクセスについて

東伊豆は「伊豆急行」、中伊豆は「伊豆箱根鉄道駿豆線」のように
鉄道交通機関がありますが、西伊豆は鉄道が通っておらず、交通機関はバス。
そのため、伊豆観光は車(レンタカー)が基本なようですが、
今回は一人旅でウォーキング(街単位歩き潰し)での散策が目的のため、
以下のルートで松崎に行きました。

→(1)JR東海道線で小田原~三島(30分・650円)
→(2)伊豆箱根鉄道駿豆線で三島~修善寺(35分・500円)
→(3)東海バスで修善寺~松崎(100分・2090円)

※下田経由では、小田原~下田(120分・2220円)下田~松崎(50分・1230円)なので、
所要時間はほぼ同じで若干交通費節約。
いずれにせよ、西伊豆は近くて遠いと実感。


■松崎といえば

西伊豆の小さな港町。「漆喰鏝絵」(しっくいこてえ)を確立した
左官・伊豆の長八こと、入江長八が有名で、入江長八の残した鏝絵の他にも、
当時の壁塗りの様式であるなまこ壁の建物が至る処に残されています。


■ウォーキングの記録

<松崎バスターミナル>

はるばる来たぜ松崎~♪ということで、松崎の玄関口・松崎バスターミナルに到着。
周辺は銀行、郵便局、モスバーガー、ファミリーマート、ボウリング場、パチンコ、
スーパーマーケットと、途中通り過ぎた100余りのバス停周辺と比べても、
かなり便利な場所。

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<明治商家中瀬邸>

【所在地】静岡県賀茂郡松崎町松崎315-1
【入館料】100円
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明治初期に建てられた呉服商家で、現在は松崎町が保有。
なまこ壁の土蔵と母屋が印象的で、絵になる建物。
館内では、人力車や伝統工芸品の展示、
松崎町の観光案内ビデオの放映、座敷ではお茶もいただけます。






<伊豆文邸>

【所在地】静岡県賀茂郡松崎町松崎250-1
【入館料】無料

▼伊豆文邸
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明治後期に建てられた呉服商家で、現在は松崎町が保有。
伊豆文邸横の公園は、足湯が設置されているひと休みスポット。

▼伊豆文の足湯
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<長八の宿 山光荘>

【所在地】静岡県賀茂郡松崎町松崎284

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伊豆文邸前にあるなまこ壁の温泉旅館。
歴史的な建物に入江長八の漆喰細工があるそうで、次に来たら是非泊まってみたい候補。






<伊豆の長八記念館>

【所在地】静岡県賀茂郡松崎町松崎234-1
【入館料】400円
【おすすめ】★★★★★
【URL】http://www.wbs.ne.jp/bt/matsuzaki/yado/chohati.htm

入江長八の菩提寺・浄感寺に残る、長八の作品をガイドしてもらえます。
なかでも代表作「八方にらみの龍」は必見。
本作は、本堂の天井に対して仰向けに寝そべって制作されたと言われる天井画。
鏝により計算されて描かれた凹凸により、見る位置、時間帯によって、
龍の顔が喜怒哀楽、様々表情を変える傑作で、これを見るだけで松崎に来た価値あり。

▼長八記念館(浄感寺)
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浄感寺の庭には、長八のお墓と像があります。

▼伊豆の長八像
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<伊豆の長八美術館>

【所在地】静岡県賀茂郡松崎町松崎23
【入館料】500円
【おすすめ】★★★

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入江長八の様々な作品を見るなら伊豆の長八美術館。
入口で大きな虫眼鏡が渡され、彫塑の凹凸を鑑賞するスタイルです。





<重文岩科学校>

【所在地】静岡県賀茂郡松崎町岩科北側442
【入館料】300円
【おすすめ】★★★★

▼岩科学校正面
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明治13年建築の伊豆最古の小学校。昭和50年に国定重要文化財指定。
当時の授業風景を人形で再現しているところに、インパクトがあるが、
一番の見どころは、やはり「鶴の間」(裁縫室)です。
空色の欄間に千羽の鶴が飛ぶ漆喰鏝絵の作品で、こちらも入江長八作。必見。
長八美術館から農道を歩いて30分程度、ちょっと厳しい距離ではありますが、
長八フリーク?なら行ってみる価値あり!

▼鶴の間
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※余談:岩科小学校の新校舎が隣接していますが、
2007年3月に松崎小学校と統廃合されてしまったそうで、ちょっと寂しい風景でした。






<相生堂跡>

【URL】http://www.town.matsuzaki.shizuoka.jp/FMPro?-db=m_faq_02.fp5&-lay=web&-format=p01f.html&-max=all&-sortfield=NO&NO=17&-find

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伊豆半島名物・出所不詳の源頼朝関連史跡。
平治の乱で流刑となった源頼朝と文覚上人が密会し源氏再興を話し合い、
文覚上人が源頼朝に平家討伐を促したと云われる場所に建てたお堂跡。
後に将軍となった頼朝は相生堂に寺領200石を寄進するも、明治維新後に廃堂に。
今や何もない、誰も立ち入らない山道の草叢です。






<弁天島遊歩道>

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松崎海岸から連なる小島(1967年の河口工事で陸続き)で、
山頂の厳島神社に由来し「弁天島」と呼ばれます。
島の周囲200メートルが遊歩道として整備されており歩いてみましたが、
波で水飛沫が上がるすぐそばを歩くアップダウンコースで、これが意外と面白く。
(※くれぐれも転落注意)






<松崎ボウル>

【所在地】静岡県賀茂郡松崎町江奈611-1

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伊豆まで来てもボウリングしたくなり。初ひとりボウリング。
松崎ボウルさんは、パチンコ店併設型の全10レーンのボウリング場。
地域のボウリングファンが多いのか、所狭しとマイボウリングバッグが並んでいました。
館内映像はPリーグ22戦名和VS.大石VS.浅田。
 
 

■コース

本日のコースは以下の通りです。


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このブログ記事について

このページは、ling6が2010年5月 1日 23:32に書いたブログ記事です。

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