函南を歩く

JR東海主催の「さわやかウォーキング」で、
静岡県田方郡函南町を歩いてきました。

▼国指定史跡・柏谷横穴群
20110219_01.jpg

■基本情報

++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++
【主催】JR東海・さわやかウォーキング(伊豆箱根鉄道共同開催)
【タイトル】<新春ウォーク>長源寺薬師堂と函南の寒桜見物
【距離】約12km
【分類】祭り・花を楽しむ、一般向け
【地図】GoogleMap
【通過ポイント】
 ▶スタート:JR函南(かんなみ)駅
 ①長源寺薬師堂
 ②春日神社の大クス
 ③天地神社の大クス
 ④せせらぎ公園(桜祭り会場)
 ⑤柏谷公園
 ⑥湯~トピアかんなみ
 ▶ゴール:伊豆箱根鉄道・伊豆仁田(にった)駅
++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++


■交通アクセス

東海道線でJR熱海駅から1駅。



■函南といえば

・地名「新幹線」
・出身有名人はサッカーの内田篤人選手



■ウォーキングの記録

<スタート:JR函南駅>

函南駅下車。いつもどおりバッジとマップを受取りスタートです。

20110219_02.jpg

▼バッジ
20110219_99.jpg



――スタートから北の山道へ。なかなかのアップダウンです。――
walking

①<長源寺薬師堂>

【所在地】静岡県田方郡函南町桑原592
【正式名称】深谷山長源寺

見どころは阿弥陀三尊像です。(毎週土日に公開されているそうです)
写真撮影禁止のため、写真は薬師堂の建物のみです。

▼薬師堂
20110219_03.jpg

【概要】(案内板より)

重要文化財
阿弥陀如来及両脇侍像 三躯(あみだにょらいおよびりょうきょうじぞう さんく)
平成4年6月22日指定

 本像は、向かって右に慈悲をあらわす観音菩薩、左に知恵をあらわす勢至菩薩を従えた三尊形式であらわされた、阿弥陀三尊です。
 製作技法は、頭部も体部もヒノキの一材から彫られ、目には水晶が組み込まれ、表面は漆をぬり金箔を押して仕上げる漆箔(うるしはく)です。
 作者は運慶・快慶に代表される鎌倉時代初期のいわゆる「慶派」のなかの「実慶」であることが胎内銘から明らかで、製作年代も十二世紀末から十三世紀初頭といわれています。
 そのはつらつとした作風には、科目ら時代初期の「慶派」の特色がよく表現されています。
 中尊像は、頬が張り、口角をひきしめて、強い眼差しで前方をみつめています。若々しい顔かたちや、やや細身で胴のしまった体型や、ふくらみをもたせた地髪部(頭部)など運慶の作品に一歩近づいたものといわれます。
 注目したいのは、中尊像の台座です。背丈も高く、堂々とした全体の部分と、力強い細部の意匠は、鎌倉時代初頭の蓮華座の特徴を最も良く表す模範となるものと高く評価されています。

所有者  函南町桑原区
管理団体 函南町

函南町教育委員会

▼長源寺本堂
20110219_04.jpg


walking

▼(仮称)阿弥陀・郷土資料展示館建設現場
20110219_05.jpg

旧桑村小学校跡地に、上記の阿弥陀三尊像をはじめとした仏像群を
展示公開する施設を建設中のようです。


walking

②<春日神社>

【所在地】静岡県田方郡函南町大竹38

▼春日神社の大クス
20110219_07.jpg

静岡県指定天然記念物
春日神社のクス
昭和29年1月30日指定

 春日神社のクスの樹勢は極めて良く、五月の新芽が伸びる頃が最も美しい。
 クスは正しくはクスノキ、関東地方南部以西に分布する常緑高木。
 かっては樟脳(防虫剤等)製造の原料として、造林も各地で行われていたが、開発や生活様式の変化により減少し、現在では神社や寺に残るものが目立つ。

一、樹高 17.5メートル。(以前は20メートル以上あったが、火災や新幹線の工事で枝払いされた。)
一、目通幹囲 9.4メートル
一、根本周囲 11.33メートル
一、枝張 東西27.0メートル、南北20.5メートル
一、推定樹齢 850年

静岡県教育委員会
函南町教育委員会


▼春日神社
20110219_06.jpg



walking

<新幹線地区>

【概要】(さわやかウォーキングWebページより)

 函南駅の西側には「新幹線区」と呼ばれる地名があります。「新幹線区」の名前の由来は、第2次世界大戦が始まる昭和16年頃にさかのぼります。
 軍の輸送を目的とした「弾丸列車」と言う名のもとに、東京から下関、ゆくゆくは朝鮮半島、満州鉄道まで到達させる鉄道を作る遠大な計画が立てられました。
 この計画で、新丹那トンネルの建設工事に従事する人たちの宿舎がこの地に建てられ、新しい幹線を作る人達が住む所として、周囲から「新幹線」と呼ばれるようになったそうです。
 今回のコースでは「幹線上」「幹線下」というこの地名にちなんだ珍しい名前のバス停を見ることができます。歩きながら探してみてはいかがでしょうか。

20110219_08.jpg  20110219_09.jpg

20110219_10.jpg


walking

③<天地神社>

【所在地】静岡県田方郡函南町平井1124

▼天地神社のオオクス
20110219_12.jpg

昭和27年4月1日県指定
天然記念物 天地神社大楠

伊豆地方では最大のクスノキである樹姿に未だ若々しく樹葉がよく茂っている。
幹は著しく肥大して巨大であるが、その割に樹令は長くないように思われる。(推定800年)
根廻り 30.0メートル
目通り 13.5メートル
樹 高 51.1メートル
枝張り 東西約35.0メートル/南北約25.0メートル

このほか境目には数本の大きなオガタマの木がある。
この木は後世に残したい文化財五十選である。
昭和61年9月15日
柵改修記念に之を建てる
田方郡函南町平井
天地神社

▼天地神社
20110219_11.jpg

▼水道の碑
20110219_13.jpg


walking

20110219_14.jpg


walking

④<せせらぎ公園(桜祭り会場)>

「函南桜の会」主催で桜祭りをやっていました。
函南桜(河津桜)。まったく咲いていませんでした。

▼桜は蕾のまま
20110219_15.jpg

▼よさこいソーランの踊り
20110219_16.jpg

20110219_17.jpg


―――しばらく柿沢川沿いを歩きます。―――
walking

20110219_18.jpg


walking

⑤<柏谷(かしや)公園>

【所在地】静岡県函南町柏谷676-1
【おすすめ】★★★
イベント広場、多目的広場、子供広場、野球場、復元家屋、
柏谷横穴群(一部国指定史跡)などからなる公園。
からくり時計「ブナおじさん」が公園のシンボル。

■古代の森・古代の谷(復元家屋)
20110219_19.jpg

■柏谷横穴群
20110219_20.jpg


国指定史跡 柏谷横穴群(かしやよこあなぐん)

 全体で300基以上が東西600メートル、南北250メートルにわたって造られたと考えられている静岡県内で最大規模の横穴墓(よこあなぼ)群です。
 横穴墓は、6世紀末頃から8世紀末頃までの200年間にわたって、お墓として利用されました。後半期には新たな横穴墓は造られず、今まであった横穴墓に追葬が行われ、最後の頃には火葬骨を納めた例もみられます。
 横穴墓が造られている地質は、箱根火山の噴火のときに流れ出た「箱根火山新期軽石流」と呼ばれる軽石を主体としたもので、加工がしやすい反面こわれやすいという特徴があります。
 昭和51年2月20日に国の史跡に指定され、その後、発見された北伊豆で一番古い横穴墓が、平成10年7月31日に追加指定されました。

文化庁
静岡県教育委員会
函南町教育委員会

20110219_21.jpg

■イベント広場・からくり時計「ブナおじさん」
20110219_22.jpg


walking

⑥<湯~トピアかんなみ>

【所在地】静岡県田方郡函南町柏谷259
【URL】http://yu-topiakannami.jp/
【入館料】大人700円

20110219_23.jpg

【概要】(さわやかウォーキングマップより)


大風呂をはじめ、8種類のお風呂巡りができる源泉温度63℃の天然温泉です。


walking

<ゴール:伊豆箱根鉄道・伊豆仁田駅>

20110219_24.jpg



■コースマップ

本日のコースは以下の通りです


より大きな地図で Kan-nami Waking Tour を表示



QRコード

2013年12月

1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31        

このブログ記事について

このページは、ling6が2011年2月19日 17:39に書いたブログ記事です。

ひとつ前のブログ記事は「駅からハイキングゴールド会員に」です。

次のブログ記事は「沼津を歩く(海沿い歩き1)」です。

最近のコンテンツはインデックスページで見られます。過去に書かれたものはアーカイブのページで見られます。

アーカイブ