新規性とは

今日、F研全体ゼミで2年生(大学の4期生)の『研究テーマ企画発表』がありました。
(※今年はシステム実装の課題なしに、直接研究という方針みたい。)
しかし、「うちらの時代(1・2期生の頃)なら、ボツかな?」と思われるものが多数。

いちばんの間違いとして、理論と実装例をごっちゃにする人が多いです。
正しくは「媒介変数を用いた検索手法=理論」で「レシピ検索システム=実装例」。
だから「レシピだから新規性がある」「岩手町だから新規性がある」ってのは間違い。
――― それはあくまで実装例。

新規性が必要なのは理論のほうで、
新規性のある理論が別の実装例でも広く適用できればベスト。

実際、ゼミでも、学生がそれを勘違いして発表して、
聞いてる学生も実装例に関する質問ばかりで、やや話のポイントがずれてる気が。

もちろん、理論に新規性がないことを前提に、
実際に開発して導入した事例を発表するならそれもありな可能性もあるけど、
それも実装して現場に導入して効果が得られて何ぼだと思います。(かえって難しいかもねー)

#ここ(新規性)で躓くとあとあと苦労するから。


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このページは、ling6が2002年12月 4日 23:49に書いたブログ記事です。

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