学会発表の意義

昨晩は、発表会後の懇親会が終わって、スーツ姿のまま大学に直帰。
3年生が出す予定の、全国大会要旨締め切りを翌日に控え、一悶着。
前日段階で、3年生の出そうとしている論文に、新規性の有無が不明なものが多く・・・。

悪しき慣習に則れば、きっと、一部教員の「いい経験になるでしょう」の一言で、
発表レベルに無いものも発表することになってしまうという、ギリギリの状況。

夜11時。遅くまで残っていたY先生、3年生、4年生、院生の一部が集まって、
「これから、どうするか?」意見を述べ合いました。
なかには、「がんばってるのにー」とキレ出す3年生がいたり、
自己満足のために絶対発表すべきだという4年生がいたり。

学会は、内容に関係なく発表していい場所じゃないし、
単なる学生の尻叩きの道具でも、発表して自己満足を得るための道具でもない。

ワタクシは「(自分の経験を踏まえ、)よく考えて、もし自分が発表レベルにないと認識したなら、
それを受け入れて、(教員に何と言われようと)今回は発表を見送ろう」と主張。
というか、このままなし崩し的に、体裁だけ整えて発表することは学生本人の為にならないし、
そもそも「全員が発表すること=指導体制がすばらしい」という、
相変わらず誤った定式が成り立ち続けるに危険性を感じ。

「ギリギリまでがんばる」と言った3年生数名、
われわれ担当者、Y先生が徹夜して、最終チェックを受けましたが・・・

今日19:00締め切り。
3年生10名(発表済の1名除く対象者9名)中、情処申込者4名。
がんばったけど、出せなかった学生も1名いました。悔しいでしょう。
何もしなかったけど、一部教員の独断で出した学生も1人いました。問題の火種となるでしょう。

今回申し込んだ人も、次に挑戦する人も、これからが本当の研究。
うちらも出来る限りサポートするから、がんばれー


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このページは、ling6が2003年11月28日 00:11に書いたブログ記事です。

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